今まで頂いた、PEGASUSに関するご質問のFAQをまとめております。
随時、更新していく予定です。
Last modified: 2015/08/04
FAQ
製品に関する話題
PEGASUSとは一言で言うとなんですか?
真空装置内の希薄な気体流れ、プラズマ現象、および、ターゲット表面物理反応をシミュレーションソフトウェアです。
解析した装置モデルとその装置パラメーターを入力とし、各種別における圧力/温度/密度分布や、フラックス分布を出力します。
PEGASUSの特長を一言でいうとなんですか?
希薄気体流れ解析やプラズマ現象、および、表面物理反応のシミュレーションを、統合的に解法できる世界で唯一の商用ツールです。
また、国内で独自開発しております。
実際の装置サイズでの計算も可能でしょうか?
理論上可能です。
ただし、大きさや構造によっては、人間が許容できるリーズナブルな時間以内終了しないことも考えられます。 この場合は、形状やパラメータを簡素化して計算するようなモデル化が必要となります。
現状、実際の装置サイズの計算を行っているお客様もいらっしゃいますし、モデル化(簡易化)して計算している方もいらっしゃいます。千差万別です。
スパッタ装置でのプラズマ解析はできますか?
はい。可能です。 マグネトロンスパッタ装置ですと、
- DSMCM(母ガスのガス流れ解析)
- MSSM(磁場解析)
- PIC-MCCM(プラズマ解析)
- SPUTSM(スパッタリング解析)
- DSMCM(スパッタ粒子の挙動解析)
によって総合的に解析可能です。 また、上記モジュールを単体で稼動させることで、局所的な(一部だけの)解析も可能です。
ライセンス管理はどうしていますか?
Windows系のOSをご利用のお客様には、ソフトウェアのプロテクトとして『UBSキーデバイス』にて管理しております。 このハードキーにより、ライセンスされるモジュールの判別やその期限を決めております。
UNIX/Linux系のOSをご利用のお客様には、電子ファイルである『ライセンスファイル』によって関しております。 こちらも上記同様の機能があります。
ライセンス延長の仕方
USBキーデバイスをお使いのお客様は、弊社の使用説明書をご覧頂きながら、電子ファイルのやり取りを行うことで、遠隔的な更新作業が可能となります。
ライセンスファイルをお使いのお客様は、電子ファイルの置換によって更新されます。
海外への持ち出しはできますか?
出来ません。契約としてPEGASUSを導入する場所を国内で規定いたします。
ただ、海外で、新規に導入いただく、ということであれば問題ありません。
国内事業所で持ちまわることは可能ですか?
導入頂いた場所からの移動は契約上できません。
しかしながら、ソフトウェアの性質上、キーデバイスなどの移動によって、稼動環境の変更が容易に出来てしまいます。 その場合、もし、移動中または移動先で不都合があったとしても弊社では責任を負いかねます。
価格に関する話題
PEGASUSは全部導入しなければならないのですか?
いいえ。モジュール毎の組み合わせで導入できます。
極端な話、1モジュールで1ヶ月間のレンタル可能です。 お客様のご都合やご希望の要件にあわせて組み上げていただければ幸いです。
同時導入割引というのはなんですか?
2次元気相モジュール群(PHM, PIC-MCCM, NMEM, DSMCMのいずれか)と表面科学系モジュールを同時導入(購入またはレンタル)いただける場合、表面科学系モジュールの金額が特別割引されます。
また、2次元気相モジュール群とRGS3Dを同時にご導入いただく場合も、同様に特別割引させていただきます。
ただ、同時導入でなければ適用されません。
GUIMの価格はいくらですか?
GUIMはPEGASUSの他のモジュールを購入またはレンタル導入頂いたお客様に、無償で提供しているモジュールです。